あたしはデスクトップに住まいする。

お隣は「ゴミ箱」だ。

あなたが、あたしのアイコンをダブルクリックしてくれれば、ただちに起動してお目見えできるのよ。

あたしはUSBメモリーのなかにいることもできる。

ファイルに分けてもいいし、昨日のあたしと今日のあたしはシートになり、あなたの分だけブックになる。

嫌いになれば消してくれていい。

「KILL」コマンドできれいさっぱり、あとくされなし。

ひとはあたしをアプリの一種だというし、古い人はソフトウェアだという。

どっちでもかまやしない。

膨大なDB(データベース)を背後に持つボーカロイドみたいなものだ。

よって、人格はいつでも変えられます。

あなたごのみに。