Na・O・B・O・N

気ままに生きてます。だから気ままに書いていきますね。

2017年03月

うつぶせに寝ているあたしの上に、そっと倫人(みちひと)がかぶさってくる。
「なぁに?」
「ナオはそのまま寝てな」
「なにすんのよ」
「このまま入れる」そうだ。
あたしは足を閉じているから、下付きのあたしならそのまま臀部の肉を割ってペニスを滑り込ませることはできるだろう。
アヌスに放り込まれないことを祈るけれど。

倫人の腕があたしの首らへんにつく。
むにゅっと亀頭があたしを拡げる。
「ほらね」
「入ってるの?」
「入ってるだろ。ほら」
腰が押し付けられた。
「やん」
「ナオ」
「ミッチー…」
柏木倫人は、二十七歳のダンサーだと言う。「ミッチー」とは彼の愛称だった。
頭はレゲエっぽく編んでいる。
ひげも黒人をイメージしているのか、ブラシのように顎(あご)に残している。
「葉っぱ、やってるの?」
「みんなやってるさ」
大麻のことである。
ドラッグはやらずに、「健康的」なハッシシをもっぱら彼らはやっている。

ボングや水パイプ、クリスタルキャッチャー、グラインダー(いずれも大麻草を吸引するための器具)がテーブルに無造作におかれていた。
あたしは、倫人が人が変わったように求めるのは大麻のせいだと思った。

背中を向けたままつながっているあたしは、浅い挿入で膣口が刺激されるのを楽しんだ。
「はぁっ、いい」
「いいだろ」
大麻の口臭が耳元からただよう。
ずんずんと押し突かれ、太めの肉の棒があたしの奥の間を叩く。
膣に噛んだ空気が、おならのような、ポップな音を立てる。
「やだ」
「おもしれぇ」
ぷっ、ぷっ…

あたしは突然はひっくり返された。
「あっ、何?」
そのまま間髪入れずに丸い亀頭が正常位でねじこまれる。
「ふはひ」
「おぐっ、締まるねぇ」
「いやぁあん、おっき」
その口をふさぐように、厚い唇がかぶさって、ねばいキスを浴びせられる。
陰嚢(いんのう)が会陰(えいん)に当たるのが心地よい。
倫人の陰嚢は鶏卵でも入っているかのように大きかった。

おっぱいが吸われ、乳首が噛まれる。
「いったぁい!もお」
「めんご」
ぷちゅっとキスをくれた。
「あはぁ、あはっ、くるわ、きちゃう」
「なにがさ」
「あんたのが奥に」
「こうかい」
「ぎゃっ」
内臓がひっくり返るような真上からの突きにあたしは悲鳴を上げた。
マンぐり返しのあられもない格好で、貫かれ、お尻の穴まで舐められた。
「もうやだ」
「まだまだ」
大麻で元気百倍の倫人は、簡単には解放してくれなかった。
大麻をやると遅漏になるらしい。
「ナオも吸ってみろよ」
「いやよ」
「そうかい」
それ以上勧めはしなかった。
目がラリってるのがわかる。
あたしは少し怖かった。
もうこうやって、五時間くらいセックスしているのだ。
水っぽい射精を二度しただけの倫人は、ずっと勃起したままだった。

射精の状況で男性の満足感が異なるらしいことを木村元(はじむ)から聞いた。
木村は五十過ぎの自称「物書き」で、たまにあたしをコールする。

書いたものを見たことがない。
訊いても教えないのだ。
彼は「オナニスト」でもあった。
さまざまなオナニーの方法を経験し、器具を開発もしたそうだ。
特許も出願したそうだが、拒絶査定となって成立したものはなかったという。

そんなことよりも男性のオナニーである。
やはり高々と精液を噴き上げるのが最上らしい。
女のあたしでもそう思う。
「気持ちいいんだろうな」と思う。
反対に、ドロドロと伝うような射精が最悪らしい。
半勃起の柔らかいままの射精がそうなりやすいそうだ。
EDの患者さんは勃起しての射精にならないので、よけいにセックスから距離を置くようになる。

「飛ばす」射精はやはり禁欲が欠かせない事と、硬い勃起が必要なのだそうだ。
そして、こすって射精するのではなく、皮をきつく押し下げた状態で射精を待つと高く噴くそうな。
そのためには、よい「おかず」に恵まれなければならず。
また「おかず」の良しあしは人それぞれだというから難しい。

自然な射精には摩擦は必要なく、勃起を維持する血流の刺激だけで噴火するのだ。
海綿体や、特に亀頭に脈動する血流が射精感を増し、視覚的な要素も相まって飛び出すのだそうだ。

気持ちや視覚だけで「逝く」という「夢精」や「中出し」に近い射精の仕方を追求すると、頭を越えるような射精を経験できるらしい。
木村氏は何度も、ペニスから顔面を越えて枕の向こうに落下する自分の精液の軌跡を追ったことがあるという。
いやはや、すばらしいことだ。

彼は、申し訳なさそうに、
「小さくてごめん…」 と詫びるのだった。

「どうして、謝るの?ペニスが小さいって駄目なことなの?」
「大きい方がいいんだろ?女は」
少しぞんざいに、設楽(したら)祐介は言った。
確かに、普通の男性よりは小さいと思う。
それでもしっかりと、あたしの愛撫に応えて硬くなってくれた。
小さいとはいえ、露茎しているし、カリも張っている。
おそらくあまり激しいピストンをすれば抜ける可能性は高いかもしれなかった。
「そういうの良くないよ」
「何がさ」
「ペニスの大きさを気にして、謝るなんて」
「まぁね」
自嘲気味に口元をゆがめて、あたしを見る。

女だって、コンプレックスはある。
おっぱい一つとっても、大きい小さいや、形、乳輪の大小、色、垂れているんじゃないかとか…
あたしの胸は、バスト88のそれなりの大きさだから、小さいというコンプレックスではないけれど、いささか垂れて、仰向けになると左右に流れる。
だから騎乗位は好きだけど、正常位では恥ずかしい。
バックなら問題にもならないだろうけど。

それに自分の性器の色が濃いとか、匂いとかも気になるほうだ。
クンニはしてほしいけれど、それで嫌われるのがつらい。

「あたしも、ぽっちゃりしているし、男の人がどんな目で見ているかと考えたら恥ずかしいのよ」
「ナオは、きれいだし、いい形の胸じゃないか」
「ありがと」
「エロビデオなんか見たらさ、けっこう、男優って立派だろ?情けなくってさ」
「あら、そんなの見てんだ」
「見るだろふつうに」
「AVに出てる人って大きい人を選んでるのよ」
「そりゃそうだろうけどさ。現に大きいやつがいるってことだろ」
「確かに大きい人はいるよ」
あたしは、ぐずぐず言ってる彼を少しいじめてやりたくなった。
「どんなだった?」
「こんくらいはあったかな」
あたしは両手を広げて見せた。
「すっげ…」
一度、ハーフの男性と関係を持ったことがあった。
その人のペニスはこん棒のように太く、長さは二十センチ近くあったと思う。
下腹を越えてへその上まで伸びていた。
勃起したままパンツを履くと、上から飛び出してしまったのを覚えている。
「そんなのがいるから、俺なんか」
またまた落ち込んでしまった。
硬かったペニスも次第に元気がなくなってくる。
「あらあら、しぼんじゃった」
陰毛の中に隠れてしまった彼は、復活しそうになかった。
少し話の刺激が強すぎちゃったみたいだ。
設楽はバスタオルをひっかけて、隠してしまう。
「ごめんね」
「いいよもう」
「え?しないの?」
あたしのほうが、あたふたしてしまった。
ホテルの部屋に入って、お風呂から上がってまだ四十分しか経っていない。

「うそだよ。するよ。したいんだよ」
設楽は打って変わった表情であたしを抱いた。
「もう…」
あたしも安堵して、彼に抱かれた。

設楽は背は高かった。
「高いのね」
「え?ああ、身長は175ある」
「へええ、あたしより十センチも高いや」
「でもここは中学生並みだ」
また、ペニスの話になってしまった。
あたしはやや上を向き始めた彼を握り、しごいてあげた。
だんだん硬くなり、しっかりと前に突き出してくる。
十センチくらいはあるんじゃないだろうか?
この程度の男性は多くはないけれど、あたしはお相手したことがある。

あたしは口を持って行って含んだ。
はむ…
小さい分、ほおばりやすく、舌もぞんぶんに使える。
「ああ、ナオ…いいよ」
あたしは、気をよくして深く吸い込んだ。
陰毛が鼻の中をくすぐる。
ボディシャンプーの香りがかすかにペニスから香る。
若い人はなかなか体臭が消えないのだが、設楽のそれはいい香りだった。
包皮の後退したカリの下の部分をねっとりと舐めあげた。
恥垢の溜まりやすい場所だったが、まったくそのような異物はなかった。
美しいペニスで好感が持てた。
透き通るような亀頭の肉は、つややかで、果実のようだった。

「設楽さんのペニスってきれい」
「そうかい?そんな褒められ方、初めてだよ」
「形もいいし、この長さなら十分だわ。あたし」
「うれしいこと言ってくれるね」
にんまりと設楽が微笑む。
「入れていい?」
「ああ」
あたしは、設楽をまたいで、そのぴょこりと立った突起を陰門にあてがった。
手を添えずとも、収められそうだった。
腰を落として早々と内蔵した。
「うう…ん」
あたしは圧力にうめいた。
なかなかしっかりとあたしに食い込む男根だった。
小さいとは思わなかった。
「ぜんぜん、おっきいよ。設楽さん」
あたしは、素直に感想を述べた。
「そうかな。でもきっちりハマってるって感じだね。緩い感じはしないよ」
そう言うと、彼は突き上げてきた。
「ああっ、すっごい、来てるっ」
「どうだ?当たってるか?」
「当たってるよ。ちゃんと」
しっかり、彼のペニスはあたしの子宮口を叩いていた。
ハーフの男もそうだったけれど、あまりあたしの中では違いははっきりしなかった。
ただ膣の入口がひどく拡げられる意識はあった。
残念ながら、設楽のペニスでは、あそこが裂けそうな恐怖はなかった。

「正常位でやってみていいかい」
「いいわ」
あたしはいったん離れて、仰向けになってあげた。
設楽がコンパスを開いて割り込んできた。
あたしからは結合部は見えない。
ぐりゅ…
設楽が入ってきた。
あたしは足を曲げ、設楽が上から突きさすようにしてもらった。
この方が深く感じられるからだ。
「ちゃんと届いてるわ」
「そうか…深く入りやすいんだな」
「ああん、いいわぁ、あなたの」
「いいのか?おれもいいよ」
そう言って、口を吸ってきた。
あたしも返した。
あむ…うむ…
互いの舌が差し込まれ、絡み合った。
その間も設楽の腰は激しく動き、突きが加えられた。
何度か抜けもしたが、あたしは気にならなかった。
はふ、あうっ!
獣のように設楽が声を上げる。
あたしの両足が揃えられて高くあげられた。
そのまま、横に倒され、あたしは体側を下にしてねじられた。
設楽は抜かずに、押し付けて側位に移った。
短い男性は側位が苦手のはずだった。
挿入が浅いから抜けやすいのだ。
しかし、設楽は慣れたもので、抜かずに側位に持っていく。
「どう?」
「うまいわね」
「練習したんだぜ」
「だれと?」
「ひみつ」
小さなピストンを巧妙に加えてきて、外れそうなのに外さなかった。
あたしは小さくオーガズムを感じていた。
「締まるね」
「そ、そう?」
膣がひくひく痙攣するような動きをし、自分ではどうしようもなかった。
耳たぶが舐められ、甘噛みをされる。
首筋をぺろぺろされると、もう彼のペースだった。
ペニスが小さいと泣き言を言っていた設楽は失せて、別の自信たっぷりな設楽が添い寝をしているようだった。
あれは彼のパフォーマンスだったのかもしれない。
あたしの腿と平行に体を入れて、抜けを防いで強いストロークを加えてくる。
Gスポットをきっちり攻められ、あたしはまた逝かされた。

「あひっ、だめっ」
「まだまだ!」
あたしがのけぞるから、ペニスが跳ねて飛び出す。
「おいおい」
「ああん、いいのぉ」
「そんなにいいのかい」
「いいのぉ、設楽さんのおちんち~ん!」
短いからこそ、そのバネが弾けるような刺激はたまらなかった。
膣の出口(入口かもしれないが)がねじられ、抜けるときの摩擦が快感を与える。
抜けて、また乱暴に押し込んでくる。
そしてとうとうバックに持っていかれた。
もちろん抜かずにである。
あたしは枕を嚙んで快感にむせんだ。
「はひっ、あひっ、やだ、もう、だめっ」
「ナオ、すっごくきついな」
「お腹のなかがでんぐり返るわぁ」
突き殺されるのかと思う、激しいピストンだった。
膣の筋肉がしびれて、内腿がつりそうだった。
腰をつかまれ、仏壇返しの形であたしは尻を持ち上げられた。
「ふはぁ」
「逝くぜぇ」
「もう、やめてぇ」
ぶじゅ、ぶじゅ
恥ずかしいほど濡れた音が聞こえる。
「うおおおお」
設楽が吠えて、思い切り体を押し付けてきた。
深いところで彼が弾け、大量に放った。
こんな激しいセックスは初めてだった。
あたしは、彼が短小コンプレックスで、たいした性技を期待していなかっただけに、打ちのめされた。
「あたしの完敗だわ。すごくよかった」
返事はなかった。
設楽は、大の字に仰向けに倒れて、肩で息をしていた。
大事な部分は、もうこじんまりと小さく収まっていたのには笑ってしまった。

その人は、奥さんがいるのにあたしに会いに来る。
訊けば、とてもよくできた奥様で、お子様がいないせいか、彼を子供のように思って接してくれるそうだ。
「じゃあ、何が不満なの?」
「べつに、不満なんかありゃしないさ」
「だって、こんなホテルで、あたしとセックスなんかして、悪いとか思わないの?奥さんに」
「思ってるさ」
「わかんないなぁ」
あたしは、それ以上詮索をするのをやめた。
かれの半分、皮の被ったペニスを握りながら、さっきの情事を思い浮かべていた。
「あいつね、おれが誘っても、あまりしたがらないんだよ」
不一致ってやつかしら?
「それで?」
「だから、きみを誘う」
「わかったわ。奥様の代わりってわけね。なら、ぞんぶんに抱きなさいよ」
あたしは体をベッドに投げ出した。
「よぉし」
四十半ばの彼は、やや緩んだ体を起こしてかぶさってきた。
目がぎらぎらしている。
さっきまでおとなしかったペニス君も、頭を完全に露出させてつやつやしていた。
バナナのように急に反り返った彼のものは、ぞくぞくさせる。

「なおのおっぱいはやわらけぇ」
とかなんとか言って、かぶりついてきた。
はぷっ
「ああん、もっと吸ってぇ」
「あう、まう」
ペニスがあたしの谷間を擦っていた。
「ううん、くっ」
最初のかすかな「逝き」を感じる。
燃えたあたしは、熾火だけで逝ける。
「英紀(ひでき)さん」
あたしは彼の名を呼んであげた。奥さんのように。
「加奈子(かなこ)」
あ~あ、やっぱり…
彼はしまったという顔をした。
「いいのよ。奥さんと思って抱きなさいよ」
「すまない」

彼は詫びるしるしか、正常位で滑り込ませてきた。
「やん!」
「奥まで、入ったぜ」
「ひでき…」
「かなこ…」
もう、かれは自分の世界に耽溺しているようだった。
あたしは挿入さえしてもらえれば満足だった。
彼を「ほおばって」つかんでさえいれば、「姫」は飽きなかった。

あたしは裏返され、バックで攻められた。
深い挿入で、また逝かされる。
「はひっ、だめっ、いくいくいくっ」
「かなこ、かなこぉ!」
「あなた、すごいわっ」
「出すぜっ、かなこの中に」
「だしてっ、いっぱいちょうだい!」
びゅくびゅくびゅく・・・・
長い射精が続いた。さっき出したというのに、どこにこんだけ溜めていたのだろう?

「なおこ…」
最後は、あたしの名を呼んでくれた。
「英紀さん、ありがと。奥様になれたかしら?」
「ああ、すごくよかった」
彼はそうやって離れてくれた。
あたしの中から、彼の気持ちが堰を切ってあふれた…

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